高速上昇フレーズをレイキングで弾く!

こんにちは、ぢゃっくです。

レイキングは、下降フレーズに適用するテクニックだというお話をしました。

関連記事⇒下降フレーズにはレイキングを!

しかし、ビリーは、レイキングを応用して上昇フレーズも弾いてしまうのです!

それを聴くことができるのが、デイヴ・リー・ロス・バンドの2枚目のアルバム「Skyscraper」に収録されている「The Bottom Line」です。

先日「Elephant Gun」をコピーした動画を紹介しましたが、これも同じくノリノリの高速シャッフルでカッコいい曲ですね。

関連記事⇒Elephant Gun / David Lee Roth Band を弾いてみた

「The Bottom Line」の2:32あたり、ギターソロが終わった後のブレイクで、怒涛の超高速ベースソロが入ります。これがそうです。

初めて聴いたとき、正直、何がどうなっているのか訳が分かりませんでした。(^^;)

速いだけではなく、なんかジャラジャラと不思議な音がたくさん鳴っているような感じがしたんですね。

2拍ずつの上昇フレーズを、ポジションをずらしながら弾いているようだということはわかりましたが、以下のように単に1弦上で3連符フレーズを弾いただけでは、あのジャラジャラッとした感じは出ないんですよね。

で、どうなっているのかと言うと・・・。

「3:1レイキング」パターンを使って、以下のような16分フレーズを弾いているのです。

raking_up_phase

つまり、指順としてはレイキングなんですが、連続させることで、16分音符ひとつ分ずれた4音の上昇フレーズに聴こえるのですね!

2弦を押弦するときに、多少の弦鳴りも入りますので、それがあのジャラジャラした音になっているのだと思います。

このテクニックは、「ビリーシーン・イン・ジャパン」のビデオの中で、ベース・クリニックの観客からの質問に答えて、ビリー本人が実演解説してくれていたものですので、間違いありません(笑)。

ちょっとしたフィンガリングの工夫で、こんな独特なフレーズになるなんて面白いですよね。

でも、実際やってみると・・・これが難しいんです。

まあ、仕組みがわかっても弾けないのは、いつものことですが(笑)。

テンポが速いので、16分音符4個を一拍に「詰め込む」感じです。ポジション移動もあるので、少しでもモタついてしまうとスピード感がなくなってしまいます。

必死で練習して、最近になって、やっとコツが2つ見えてきましたので、ご紹介しておきますね。

ひとつは、2弦を押さえる左手小指とレイキングする右手人差し指のタイミングを合わせること。右手の方が速く弾けてしまうので、最初は左手が追い付かなかったです。

もうひとつは、レイキングした次の1弦を弾く薬指のタイミングが遅れないようにすること。これが遅れると、連続した上昇フレーズに聴こえなくなります。

できたら動画にしてアップしてみようと思いますので、楽しみにしてくださいね。

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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