ビリー本人が解説するMR.BIGツアー2023最新機材。

ビリーの使用機材について

昨年から行われているMR.BIG「BIG FINISH」ツアーで使っている最新機材について、ビリー本人が解説している動画がありましたのでシェアしますね。

インタビュアーは、サポートドラマーとして参加しているニック・ディヴァージリオです。時期は、昨年8月頃の香港公演前なので、来日公演のすぐ後くらいですね。

以前と変わっている部分があって興味深いものでしたので、レビューしてみました。

LINE6 Helix

LINE6 Helix Floorデジタルマルチエフェクター。

ビリーがかつて愛用していたピアース社のプリアンプを完全モデリングしてあり、ここ数年ずっと使われています。おそらく今後もこれ1台で行くつもりでしょう。

かなりクローズアップで映してくれているので、液晶画面も含めて、色々良く見えます。僕はHelixを触ったことがないので詳細は分かりませんが、Helixユーザーの方には参考になるかも。

目を引くのは、SEND/RETURNで繋がれている白いMXRコンプレッサーです。

ビリー御用達のツマミが5個あるタイプで、ツマミをわずかに動かしたときの反応が「デジタルにはない良さ」なんだそう。昔ながらのアナログならでは、ということですね。

ちなみに、このMXRコンプはフロント・ピックアップからのクリーン信号ラインに組み込まれているようです。以前は、ここにEBSシグネチャーペダルが繋がっていたんですが、まだ試行錯誤を続けている感じですね。

ヘッドアンプ

ヘッドアンプが「Hartke LX8500」に変わっています。LX8500が3台あり、一番下に以前から使っているLH1000が1台あります。これは予備かも。

上の2台がメインの高音用/低音用ですが、各種パラメトリック・イコライザーのツマミは全カット(!)で、MASTERボリュームのみ上げて使っているようです。

さらに、前面パネル左にあるINPUT端子には何も繋がっていません!

なんでも、LX8500の内蔵プリアンプはクセがあるらしく、イコライジングや音作りは全てHelixのほうでやって、LX8500は純粋に「パワーアンプ」として使っているのだそう。

LX8500のユーザーマニュアルを見ると、背面にDIRECT OUT端子出力を内蔵プリアンプを通すかどうかを設定するPRE/POSTボタンがありました。ここをPREにすると、内蔵プリアンプ前の信号になるので「バイパス」できるということかと思います。

また、エフェクト・ループ用のRETURN端子があり、ここにHelixの出力を繋いでいるそうです。

ヘッドアンプのINPUT端子には何も挿さず、RETURN端子から入力するというのは、ちょっとトリッキーな使い方ですね。(;^ω^)

ちなみに、3台目はフットキーボード用ですね。これはHelixを使わないので、INPUT端子にもプラグが刺さっていますし、パライコのツマミも設定されています。

アンプキャビネット

キャビネットは、Hartke HD115です。2015年頃に115に統一してからは基本的には変わっていませんが、デザインが少し変わったかも?

ニックが「日本では、あと2台キャビネットが追加されていたけど?」と質問していました。たしかに、5台の凹型レイアウトが標準です。その場合は、高音用が2台、低音用が2台、フットキーボード用が1台になります。

ビリー曰く、イヤモニがあるので、キャビネット数による音量の違いはさほど重要ではないようです。高音域はイヤモニで、低音域はキャビネットの出音と会場の反響を感じながらプレイしているとか。

あと、以前は高音キャビネットの音をマイクでも拾っていたのですが、見当たりません。Helixのほうで、キャビネットの特性をモデリングしたブロックが組み込まれているのかもしれませんね。

フットキーボード

キース・マクミランの12Stepsフットキーボードを実際に鳴らしている様子もありました。

これは、ハイフレットの高音域フレーズを弾くときに不足する低音域を補うためのもので、「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」のドリル部分、「Green-tinted 60’s Mind」のギターソロ終わりのユニゾン部分などで踏んでいると話しています。

また、今回のBIG FINISHツアーでは、ビリーのソロタイムで、フットキーボードで鳴らしたシンセに合わせてインプロヴァイズするプレイも披露していましたね。

チューニング

再結成後のMR.BIGでは、基本的に半音下げチューニングになっており、今回もメインの水色のAtittude LTD3ベースは半音下げチューニングです。

「Lean Into It」完全再現コーナーで使うダブルネックは、上ネックが4弦ベースの半音下げ(E♭A♭D♭G♭)で、下ネックがレギュラー5弦ベースの下4本(BEAD)という変則チューニングになっています。

ビリーも「かなり混乱する」と言っています。(;´Д`)

ちなみに、このダブルネックはSons Of Apolloでも活躍していましたが、その時は上ネックがレギュラーチューニングのEADGでした。なので、余計に頭がこんがらがりそうですね。

あと、黒のAtittude LTD3ベース(一番手前)も準備されていました。これには、BEADでチューニングされた弦が張られているそうです。よく見ると、4弦の太さが違うのが分かります。

ダブルネックにトラブルがあったときには、この黒LTD3を使えるようにと準備されているのですね。なるほどなーと思いました。

あと、水色LTD3ベースのボディ裏面が、いつのまにかこんなことに。

可愛らしいですね♪(*´ω`*)

おわりに

ということで、ビリーの最新ツアー機材のレビューをやってみました。

MR.BIG「BIG FINISH」ワールドツアーは、まだまだ続きます。体調に気を付けて、無事に完走してほしいなあと思います。

独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

ぢゃっくをフォローする
ビリーの使用機材について
ぢゃっくをフォローする
ビリーシーンスタイル・ベースの探求

コメント

タイトルとURLをコピーしました