ビリーの2014年ステージ用の機材システムがバッチリ分かる動画!

こんにちは、ぢゃっくです。

ビリーが使っている機材の研究をしていたのですが、最適な動画がありましたので、シェアしますね。

The Winery Dogs walk us through their live gear

ビリー本人がベース本体はもちろん、アンプ、ワイヤレス、エフェクター、MIDIフットキーボードに至るまで、詳しく解説してくれています。

とても画質が良く、アップも多いので、各機器のセッティングまでバッチリ分かりますので、とてもオススメですよ。

▼コンパクト型のみで構成

エフェクターに関しては、昔はラックマウント型でしたが、現在はコンパクト型のみで構築されています。メインの流れは以下のようになっています。

高音ライン【赤】 ⇒ EBSドライブ ⇒ MXRコンプレッサー ⇒ クロスオーバー ⇒ HA5500 + AK115

低音ライン【青】 ⇒ EBSオクターバー ⇒ MXRコンプレッサー ⇒ LH1000 + AK410

EBSドライブの次段にMXRをつないでいるからか、EBSドライブ内蔵のコンプレッサーのつまみは「OFF」になっていますね。

ちなみに、EBSオクターバーは、1オクターブ下の超低音を出せるというモノらしいですが、いつ使うのでしょうね・・・そんな曲あるのかなあ?

▼おや?EBSドライブが?

なにより、一番ビックリしたのが、高音ラインにEBSドライブがもう1台いるということです。1台目のクリーン・ループの中に、もう1台入れているんですね。(^^;

ハーモニクスがどうとか言っていますので、おそらく、フットスイッチでディストーションをOFFにした時にもハーモニクスを得やすくするために軽く歪ませたいということかなと思います。

▼クロスオーバーとは?

クロスオーバーは、入力信号を高域・中域・低域ごとに分解して調整することができる機器です。一般的には、再生周波数が異なるマルチ・スピーカーを鳴らす場合などに使われるオーディオ機器のようです。

ビリーのステージ仕様では、低音ラインが別のスピーカーから出力されるので、高音ラインの余分な低域をカットするために使っているのだと思います。

ビリーは、かなり昔(おそらくタラス時代)からアシュレイのラック型クロスオーバーを使っていましたが、ギターやベースのエフェクターとしては、あまり一般的ではないような気がするのですが・・・どうなんでしょうね。ビリーの場合は、ステレオ出力を試行錯誤した結果、辿り着いた「ならでは」の工夫なのだと思います。

ちなみに、このROLLSの「TINY TWO-WAY CROSSOVER SX21」という機種は、ネットで検索しても、国内では売ってるとこが見つかりませんね・・・。

▼ディストーションOFFの仕組み

1台目のEBSドライブのディストーション・ループ側には、MORLEYのABYフットスイッチを挟んでいます。これにより、足でディストーションのON/OFFを切り替えられるようにしています。

これはぜひともマネしたいものです。ColoradoBulldogのAメロ裏のように途中でクリーンサウンドにしたい場合に使えますよね。

ABYのようなラインセレクタでなくても、ON/OFFできるフットスイッチを挟めば十分ではないかと思います。

▼読者プレゼント

メルマガ読者さんには、この2014年仕様のエフェクター構成とセッティングをまとめた資料をプレゼントしています。よかったら、ご登録くださいね。

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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コメント

  1. いなっち より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    昔ビリーはサブハーモニックシンセサイザーを使ったりしてたし、そもそも歪みはギター用アンプですし独創性ですね。クロスオーバーはハイカットに使ってたとは驚きました。

  2. ぢゃっく より:

    SECRET: 0
    PASS: a63c757be49bbd040ad046f6fadce135
    コメントありがとうございます。お世話になっています。

    サブハーモニックシンセサイザー・・・dbx 120XPというやつですね。と言いつつ、それが何するものか全く知らなかったので、今調べました(笑)。

    低音のエキサイターなんですね。後継となる120Aのページに以下の説明がありました。

    http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/27594/
    -----
    設定帯域の1オクターブ下の音を生み出し、極めてナチュラルに利きながら気持ちよく伸びる超重低音を実現。
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    ということは、つまり・・今のシステムでは、EBSオクターバーがこの役割を担っているということですよね。であれば、納得です!

    ビリーはプレイにしてもサウンド・システムにしても、型にハマらないというか、本当に独創的ですね。

    あ、クロスオーバーは、ローカットみたいですよ。LOWレベル出力のツマミが0になっています。

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