インパクト大の豪快テクだけど、名前がまだない。

こんにちは、ぢゃっくです。

今回は、とても豪快な技をご紹介したいと思います。

ご紹介したいのですが、どうもこの技については、特に名前が付いていないようです。そこで、僭越ながら、僕が勝手にネーミングさせてもらいました。

その名は・・・

「ネック・シバキ」

です!

気のせいか、遠くから失笑が聞こえたような。(^^;)

センスなさすぎですかね。orz

とにかく呼び方を決めないといけませんので、とりあえず、このブログでは「ネック・シバキ」と呼ぶことにしますね。ご容赦を。

ちなみに、ご存じの方も多いと思いますが、「シバく」というのは「叩く」ことを意味する関西弁です。「殴る」よりも、手のひらで「はたく」ニュアンスが強いように思います。

決して品の良い言葉ではございませんが、ビリーのはたき方が「とにかく豪快」なので、あえてこれをチョイスしてみました。

▼どういうもの?

「ネック・シバキ」とはどういうものかと言いますと、

右手でネックを強く叩くことにより、4弦開放のE音を弾く

というテクニックです。

スラップ・スタイルのサムピングとは比較にならないくらい強烈な音が出ます。弦の鳴る音だけでなく、物理的に指板を叩く「バンッ!」という音も入りますので、近くにいる人には、かなり衝撃的なプレイです。

なにより、見た目のインパクトが大きいですので、ライブで目立つにはもってこいだと思います。

▼どうやってやるの?

ネック・シバキのやり方は、とてもシンプルです。

左手で3弦から1弦までをミュートした状態で、右手でネックを叩くだけです。

右手は、手のひらではなく、そろえた指先を使います。

叩く場所は、原理的にはどこでもよいのですが、ビリーはだいたい3フレット付近を叩いています。このとき、左手を7フレット付近に置いてミュートすると、右手と左手が交差するような姿勢になるので、動きも大きく豪快になり、視覚的なインパクトが高まってオススメです。

実際、曲にあわせてタイミング良く叩こうとすると、かなりのスピードで右手を動かさないと間に合いません。思った以上に3フレットって、遠いんですよね。

ポイントは、躊躇せず、思い切って叩くことだと思います。

そのために、とにかく重要なのは、左手のミュートです!

3弦から1弦の音が絶対に出ないように、完全にミュートしなければいけません。

▼使うタイミングは?

この技が使えるのは、基本的に4弦開放を弾く場合だけです。

左手のミュートを工夫すれば、3弦開放でも可能とは思いますが、実際にはちょっと使えないと思います。思い切って叩けないと、この技の効果が半減してしまいますからね。

ビリーのプレイでは、以下の2曲をライブでやる際には使っていると思われます。

・アルバム「MR.BIG」より「Take A Walk」イントロ
・アルバム「Bump Ahead」より「Temparamental」ギターソロの裏

これを聴いてもらえれば、「なるほど、こういうフレーズの時に使えるんだな」というイメージをつかんでいただけるのではないかと思います。

そういえば、別記事でご紹介した下記動画でもやってました。「Six Feet Deeper」のラスト(1:03付近)でゴンッとやっています。だいぶ控えめですが(笑)。

Richie Kotzen and Billy Sheehan of The Winery Dogs for DiMarzio

僕のオススメは、ギター&ドラムとピッタリあわせる「キメ・フレーズ」です。

4弦解放を鳴らすキメがあれば、試してみるチャンスだと思います。

左手のミュートの方法については、次回記事で説明しますね。

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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