こんにちは、ぢゃっくです。
動画でお送りするドッグキャンプ回想、第3弾をアップしました。
すぐに動画を観られない方のために、文字でもまとめますね。
▼ステージ仕様機材の幸運
前回の動画で、ビリーと一緒に「Six Feet Deeper」を弾いたという動画をご紹介しましたが、今回はその補足説明をもう少ししたいと思います。
関連記事⇒【ドッグキャンプ報告】ビリーとの夢のツイン・ベース一部始終
ビリーのベースを弾かせていただくということも夢のようなことだったんですが、それよりも、
これは本当に夢のようやな・・・感涙( ;∀;)
と思ったのは、ビリーが実際にステージで使っているシステム、つまり、ハートキーのアンプ群、ペダルボードまるごと一式、ステレオ出力・・・というステージ仕様のサウンド・システムで弾くことができたということです。
これは、夢にまで見た、ホントに信じられない経験でした。厳密にいえば、ワイヤレスではなかったんですけども・・・(;´∀`)。
ビリーは、ベースクリニックとか比較的小規模なところでやるときは、出力は1本だけで、EBSシグネチャードライブとMXRコンプレッサーだけを繋いで、小型アンプで鳴らす・・・というような形でやることが多いんですよね。
実際、去年のディスカバリールームでは、ステレオ出力ではなく、ペダルも全くなしで、アンプも一般的なもの・・・という形式だったんです。
今回ラッキーだったのは、ディスカバリールームが開催されたのが、毎晩アーティストのコンサートが開催されるロードハウスという場所だったということです。
ビリーの機材一式は、セットアップされた状態のままで、キャンプ期間中ずっとロードハウスのステージに置かれていましたので、それをそのまま使わせてもらえたというわけです。
本当にラッキーでした。(´ω`*)
▼LTD3の弾きやすさに感動
恥ずかしながら、このとき生まれて初めて、アティテュードLTD3ベースを弾いたんですが、すっごく弾きやすかったです!
弦のテンションというか、弦高の低さというか、すごく指に馴染む感じがしました。チョーキング(ベンド)もやりやすかったです。
弦のテンションについては、ビリーのシグネチャー弦であるロトサウンドの「BS66」と、Attitudeベースのバランスの良さによるものかなーと思いました。そういえば、BS66の弦を弾いたのも初めてでしたね(笑)。
ただ、ストラップは・・・(;´∀`)
以前このブログでも取り上げた通り、ビリーのストラップは長さの調節機構がついてないワンピース(一枚物)なので、ビリーの体格に合わせた長さになっています。
関連記事⇒ビリーのストラップの特徴とは?
なので、僕がかけると、かなりベースが低くなってしまうんですね。同様に、僕のベースのストラップは、ビリーには短すぎたようで、かなりキツそうでしたが(笑)。
本当はピックアップ周辺の弦高など、知りたいことはたくさんあったんですが、かなりテンパっていた状態だったので、全然見れませんでした・・・(–;)。
ビリーのベースを使わせてもらった他のキャンパーさん達は、Dチューナーを操作してみたり、色々なテクニックを駆使してみたりと、かなりチャレンジングなことをしていたんですが、
僕にはそんな余裕は全くなかったです・・・(T_T)
もうちょっと色々試してみればよかったなーと思います。
▼素人の手には負えない?
サウンドはとにかくものすごい迫力!でした。
僕自身、大音量でベースを弾く経験が少ないのもあると思いますが、立ち位置としては、ハートキーアンプの前ではなくて、ドラムを挟んで反対側に立っていたにもかかわらず、それでも凄かったです。
(動画で見ると、ボリューム的には、ビリーが弾くベースの方が大きい気もしますが・・・笑)
特に、ディストーションがかかっている一番右のリアPUのボリュームを開けると、地鳴りのような音がしたのはビックリしました。
左手で軽く弦に触れてミュートしているんですけども、音を止めきれないという感じです。実際に弾くと、ディストーションの歪み方はものすごく、軽くポジション移動するだけでもハーモニクス音が出てしまう感じでした。
後で思ったのですが、ビリーはステージで、頻繁にボディのボリューム・ノブを触っていますよね。
もしかして、掛け合いソロやブレイクなど、音を完全に止めたい場合には、手によるミュートだけでは不完全だからなのでは?と思いました。
それぐらい音が暴れるというか、ノイズが出やすいというか。うかつに放っておくとフィードバックがかかってしまう位なので、ボリューム自体を絞らないといけないんじゃないかなーと。
そういう意味では、素人が簡単には乗りこなせないレーシングマシンのようなセッティングなのだと感じました。
▼長年の夢想は的中
実は、以前から「絶対実現しないだろうけど、きっとこうだろうな」と空想していたことがありました。それが、今回の貴重な経験で確信に変わりました。それは・・・
つい今までビリーがステージで弾いていた機材をそのまま受け取って、アンプもベースもステージセッティングのままで弾かせてもらったとしても、ビリーのようには聴こえないだろう
というものです。なぜかというと、
あのサウンドを生み出すには、機材だけではなく、ビリーの身体(手・指)が重要な意味を持っているはずだ
と思っていたからなんです。ビリー自身も「サウンドは手の中にある」と常々言っていますからね。
今回、僕がいつも使っている機材(アティテュードSPLベースとEBSシグネチャードライブ1個だけ)を、ビリーが弾いてくれたわけなんですが、それでもビリーが弾けば、ちゃんとビリーの音がするんですよね。
期せずして、今回それを確認することができましたので、僕はこれからもSPLちゃんとEBSドライブで、ビリースタイルの探求を続けてみようと改めて思いました。(´ω`*)
(とかなんとか言って、お金がないだけですけどね笑)
もし参考になりましたら、TwitterやFacebookなどでシェアしていただけたら嬉しいです(´▽`*)。
コメント
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ぢゃっくさんこんばんは。
ホント凄く貴重な体験されて羨ましいですね。
ビリーのベースは触らして貰ったことはあるんですがすべての機材をセットアップしたものを弾く機会はありませんでした。
ビリーのアティテュードLTD3はたしかブリッジの下を少し削ってブリッジが落とし込みになってるんで弦高、テンションが通常のものより下がってるかもしれません。
新しい機材でビリーはプロファイリングアンプの「KEMPER 」を今後導入予定みたいです。
この機材があれば古い機材もプロファイリングすればいいのでPEARCEサウンドがまた聞けるようになるかもしれませんね。
お世話になってるギター工房さんがこのKEMPER所有されてるんですが「プロファイリングほぼ実機とかわらんやん・・・。」って感じでした。
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バッドビリーさん、いつもコメントありがとうございます。
ブリッジの落とし込みも興味があったので、持った時によく見ておけば・・と後悔しています。全く頭にありませんでした。後の祭りですね(^^;)。
「KEMPER」も初めて知りました。少し勉強したのですが、プロファイリング技術ってすごいですね!アンプの特性をモデリングするわけではなく、マイクを含めた最終出音をまるごと再現できてしまうとは・・・技術の進歩はスゴイです。確かにこれなら往年のピアース・サウンドも再現できちゃいますね(^o^)。