同弦3音パターンで速弾きの練習をしよう!

こんにちは、ぢゃっくです。

今回は、スケール構成音を使った速弾きの練習法について紹介した動画をアップしました。

速弾きにも、弦を移動していく縦方向の動きと、同じ弦でポジション移動していく横方向の動きとがありますよね。今回の動画は、後者に特化したエクササイズになります。

【ビリーシーンスタイル】同弦3音の速弾きパターン練習法

▼スケールは3種類のパターンの組み合わせ

ビリーは、同じ弦で3つの音を弾く場合、その音の組み合わせとして下記3種類のパターンがあり、このパターンを組み合わせることでスケールを弾くことができると言っていますね。

1)全音 + 全音

2)半音 + 全音

3)全音 + 半音

実際、一般的なメジャー/マイナースケールであれば、このパターンの組み合わせで全て弾くことができます。

ハーモニック・マイナーとかブルースとか1弦3音のペンタトニックとか難しいスケールの場合は、当てはまらないですが・・・

▼弾き方のパターンは4種類

さらに、3音x2=6音で1セットとした場合の弾き方として、下記の4種類を考えます。

A)上昇↑ + 上昇↑

B)下降↓ + 下降↓

C)上昇↑ + 下降↓

D)下降↓ + 上昇↑

これを、それぞれのパターンごとに順番に弾きます。つまり、3x4=12種類のパターンを弾いていくという練習になります。

▼キーを決めてスケール構成音から選択する

次に、練習に使う音ですが、何かキーを決めて、それに含まれるスケールの構成音から選択するのが良いと思います。

同時に、キーで使えるスケール構成音を頭と身体に染み込ませることができるからです。今の僕のお気に入りは、Gメジャー/Eマイナーのキーです。

例えば、2弦上でやる場合に、最初のフレットを固定して

1)全音+全音  7   9    11
2)半音+全音  7 8   10
3)全音+半音  7   9 10

としてしまうと、これらの3つのパターンには何の関連もなくなってしまいます。

しかし、これをGメジャー/Eマイナーのキーに含まれる

1)全音+全音      10  12  14

2)半音+全音    9 10  12

3)全音+半音 7  9 10

を使うようにすると、単なる練習フレーズにもかかわらず、なんとなく曲の中に「あり得そう」なフレーズになるので、弾いてて心地よくなってくるんですね。

▼最初は3連符で、慣れてきたら6連符で

メトロノームのカウントに合わせて、順番に3x4種類のパターンを弾いていきます。

最初は、1カウント3音の3連符として弾きます。

慣れてきたら、同じBPMのままで、1カウント6音の6連符で弾いてみましょう。

ちょっとしんどいのですが、かなり音の密度が高まって、速弾きの雰囲気がでてくると思います。(僕の動画では、BPM=130です)

このとき、注意していただきたい点は、

・右手は、常に「薬指→中指→人差し指」の同じ動きを繰り返す。
・左手は、1フレット1指で押さえる。

ということです。特に3)の全音+半音のパターンは、左手の薬指と小指を鍛えるのにオススメです。

▼横方向に素早くポジション移動する

同弦3音の練習では、いかに素早く横方向のポジション移動ができるかというのがポイントになります。

ベースは、基本的に弦が4本しかないので、フレーズの音域を広げようとすると、横方向に展開するしかないのですね。

慣れてきたら、同じキーのスケール構成音をもっと調べて、どんどん横展開していくと良いです。

そうすると、さらに遠距離のポジション移動の練習もできますので、少なくとも1本の弦については、指板上を縦横無尽に弾けるようになるはずですよ。(^^*)

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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コメント

  1. バッドビリー より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは。

    僕も過去にビデオで3パターンの音使いで大概のものは弾けるっていうのを見て一気に光が見えてきました。
    難しく考えること無かったんだと。(笑)

    これらのパターンがスムーズに運指出来ればあとは右手とのコンビネーションでかなりのバリエーションがだせますもんね。(と文章ではかんたんに言ってますが・・・。汗)

  2. ぢゃっく より:

    SECRET: 0
    PASS: a63c757be49bbd040ad046f6fadce135
    バッドビリーさん

    こんばんは。いつもコメントありがとうございます。

    > 僕も過去にビデオで3パターンの音使いで大概のものは弾けるっていうのを見て一気に光が見えてきました。
    > 難しく考えること無かったんだと。(笑)

    解説されると、目からウロコっていうことが多いですよねー。

    > これらのパターンがスムーズに運指出来ればあとは右手とのコンビネーションでかなりのバリエーションがだせますもんね。(と文章ではかんたんに言ってますが・・・。汗)

    はい。頭で理解してからが、遠く果てしない道のりなんですよね・・・(^^;)。

    追伸:
    来週のライヴ、成功をお祈りしています!
    楽しんできてくださいね。

  3. ゆうき より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おかげさまで弾けるものが増えてとてもうれしいです!
    ありがとうございます!
    しかしビリーに似た音が出せません、、、
    少しご教授いただけませんか?

  4. ぢゃっく より:

    SECRET: 0
    PASS: a63c757be49bbd040ad046f6fadce135
    ゆうきさん

    はじめまして。コメントありがとうございます!

    > おかげさまで弾けるものが増えてとてもうれしいです!
    > ありがとうございます!

    そう言っていただけれると、とても嬉しいです。(^^*)

    > しかしビリーに似た音が出せません、、、
    > 少しご教授いただけませんか?

    サウンド面でしょうか?それともフレーズ面でしょうか?

    サウンド面でしたら、EBSの「Billy Sheehan Signature Drive」というエフェクターがめちゃくちゃオススメです。

    僕は、恥ずかしながら試奏しかしたことがないのですが、本当に良かったです。どんなベースでもこれだけでビリーの音になると思いますよ。

    フレーズ面では、ビリーらしさを生むフレージングのポイントがいくつかあります。まとめたいと思いつつ、進んでないのですが・・・。

    またよろしくお願いしますね!

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