え!ここユニゾンじゃなかったんだ?

こんにちは、ぢゃっくです。

今回もビリーの音使い解析シリーズです。これまで何度もお伝えしてきました

キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使ったフレーズであれば、曲中のどんな時に使っても大丈夫!

という「キーのペンタは鉄板!の法則」について、もう一つ興味深い例がありましたので、ご紹介しますね。

▼思い込んでいました

それは、MR.BIGのアルバム「WhAT iF…」の「Still Ain’t Enough For Me」より、ベース・ソロの後にある、ビリーとポールの超高速ユニゾンの最後の下降フレーズです。

僕は、最初「ここもユニゾンだな」と思い込んでいました。

なぜなら、「あまりにもしっくりとしていた」からです。

でも、実際には、ビリーとポールは

全く違うフレーズを弾いている

んですよね。

TAB譜をふまえて解説したプチ資料を作ってみましたので、詳細はこちらをご覧くださいね。

全く別々のフレーズにもかかわらず、なぜかしっくりハマってしまうのは

キーのペンタトニック・スケールを使ったフレーズだから!

なのだと思っています。

▼関連記事

この下降フレーズは、経過音として♭5thの音も使われているのですが、実は、これは下記の記事でご紹介した「Alive and Kickin’」の間奏のフレーズと全く同じなんです。

関連記事⇒「Alive and Kickin’」にみるペンタ階段型パターンの実際。

このペンタ+♭5thの下降フレーズは、ビリーが最も好んで使う「黄金パターン」ですので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね(^^*)。

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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コメント

  1. バッドビリー より:

    SECRET: 0
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    お久しぶりです!
    ビリーって感覚で結構弾いてるプレーヤーですからユニゾンも「何となくこんな感じだろ?」っていう感じで弾いてるの多いですよね。(笑)
    結局、音使いが上手いからOKテイクになってるんでしょうね。

    以前、ベースクリニックでもアドリブで弾いたフレーズをライブの為に覚え直すのが大変な作業だっていってましたし。

  2. ぢゃっく より:

    SECRET: 0
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    お久しぶりです。いつもコメントありがとうございます!

    「何となくこんな感じだろ?」というのホント仰る通りだと思います。ヤングギターのポールとの対談でも「あってた?」って聞いてましたし、リッチーとの動画で「そこずっと間違えて弾いてたよ」とか言ってますし(笑)。

    でも、音使いのセンスと耳の良さがあるからこそ為せる技なんですよね。

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