左手は常にパワーコードを意識しよう!

こんにちは、ぢゃっくです。

ビリーは、曲中でもギターのようにコードを「ジャーン!」とかき鳴らすプレイをよくやります。インパクトがあって、カッコいいですよね。

このとき鳴らす音で圧倒的に多いのが、「ルート音+5度+1オクターブ上」です。俗にパワーコードといわれている構成ですね。

最近では、ベースでコードを弾くこと自体は珍しくなくなってきました。

しかし、ビリーの場合は、コードを押さえる左手のフォームが非常に独特なので、今回はそれをご紹介しようと思います。

▼基本的には常にコードフォーム

ビリーの左手を見ていると気づくことがあります。

ルート単音を弾く場合であっても、必ず5度とオクターブ上も同時に押さえる形になっているのです。

つまり、左手は、基本的に常にコードフォームになっているのですね。

これは、コード弾きだけでなく、右手薬指でオクターブ上の音を同時に弾く「オクターブ奏法」をいつでも弾けるというメリットも兼ねています。ビリーが好んで使うこの「オクターブ奏法」については、また別記事で取り上げますね。

▼コードフォームの押さえ方

左手のコードフォームですが、一般的にはパワーコードは以下の写真のような押さえ方をすると思います。ギターだと、こういう形で弾きますよね。(※ちょっと照明の関係で色が気持ち悪いですが、ご容赦ください)

一般的なコードフォーム

MASAKIさんのように小指のバーを活用する場合は、こんな感じでしょうか。僕もこの形を一番良く使っていました。

小指バー活用コードフォーム

しかし!ビリーのコードフォームは違うんです!

ルート音が4弦の場合はこんな感じ。

ビリーのコードフォーム4弦

ルート音が3弦の場合はこんな感じ。

ビリーのコードフォーム3弦

横から見ると、こうなります。(写真が暗くてすみません)

ビリーのコードフォーム横から

まず、形が全然違うことがお分かりいただけるのではないかと思います。

特に特徴的なのが、小指と薬指の関節の曲り具合です。

ビリーの左手の小指と薬指の曲り具合(反り具合?)は、尋常じゃありません(笑)。指の長さもあるとは思いますが、つまりは、ものすごい力で弦を押さえているということなんです。

▼ビリーのコードフォームの工夫

一般的に、ベースでコード弾きをやるときの問題点としては、弦がビビッて音が上手く鳴らないということがあります。ベースは弦が太いので、相当力を入れて押さえないとちゃんと鳴らないんですよね。

でも、ビリーのコードフォームなら、その心配はいりません!(^^*)

実際に真似してやってみると、気づくことがあるんです。

う、動かせない!

動かせないのは問題なのですが(笑)、裏を返せば、それだけ「がっちりと押さえられている」ということなんです。

実際、このフォームで7フレット付近を持てば、左手だけで軽々とベースを持ち上げられちゃうんです。普通のフォームでは到底無理ですよね。(^^;)

このフォームは、余分なノイズを出さず、思い切ってコードをかき鳴らせるように、ビリーが追求した結果なのだと思います。

まあ、そもそもビリーとは手の大きさが違いすぎるので、全く同じフォームをやろうとするのは無理があるのは確かなのですが・・・。(^^;)

それでも、ぜひ、一度このフォームを実際に真似してやってみていただきたいです。きっと新鮮な驚きがあると思います。(実は、僕もまだまだ練習中なんで偉そうなことは言えないですが・・・)

押さえ方のコツについては、次の記事でご紹介しますね。

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独創的ベースプレイヤー「ビリーシーン」が大好きで、彼のプレイスタイルを研究して30年以上になります。2019年秋から原因不明の眩暈と手足の脱力に悩まされており、現在療養中ですが、少しずつでも更新していきたいと思います。

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コメント

  1. バッドビリー より:

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    こんばんは。
    ビリーのフォームって右手にしろ左手にしろ理にかなったフォームなんですよね!
    特に左手の場合、コードの構成音を手のひらの支配下におきつつ、しっかりミュートにも気をつけているんですよね。
    僕もベース歴の70パーセント以上ビリーのプレイしか見ずにプレイしてきたので今ではあの押さえ方が普通になってしまってます。
    あの押さえ方ならコード進行さえ頭に入ってればセッションとかでもほとんど外すこと無くプレイできるので重宝していますね。

  2. ぢゃっく より:

    SECRET: 0
    PASS: a63c757be49bbd040ad046f6fadce135
    バッドビリーさん、こんばんは。

    いつもコメントありがとうございます。

    > ビリーのフォームって右手にしろ左手にしろ理にかなったフォームなんですよね!
    > 特に左手の場合、コードの構成音を手のひらの支配下におきつつ、しっかりミュートにも気をつけているんですよね。

    ホント同感です!
    トップアスリート(?)の磨き上げられた「技」という感じがします。
    ビリーのスタイルにはちゃんと明確な理由があって、昔から全然ブレないのが好きですね。

    > 僕もベース歴の70パーセント以上ビリーのプレイしか見ずにプレイしてきたので今ではあの押さえ方が普通になってしまってます。
    > あの押さえ方ならコード進行さえ頭に入ってればセッションとかでもほとんど外すこと無くプレイできるので重宝していますね。

    うーん!さすが!ですね。

    僕は、恥ずかしながら、最近やり始めました。(^^;)
    これ憧れてたので、なんか一気に進歩した感じです(笑)。

    またよろしくお願いします!

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