こんにちは、ぢゃっくです。
ビリー・スタイルのスリーフィンガーでは、とにかく右手指の力強さが大事です!と繰り返しお伝えしてきました。
つまり、ピッキングの強さです。
関連記事⇒右手は「コの字型」にしよう!
しかし、「力強くと言われても、実際どんな感じに弾いたらいいの?」と思われた方もいると思います。
今回は、僕が考える理想のピッキングのイメージについてお話します。
▼指を大きく動かさない
スリーフィンガーの右手のフォームは、以下のように第二関節から先を直角に曲げてコの字型にするのでしたね。
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この状態から、第二関節から先だけを動かして、弦を弾きます。
すると、意外と指を動かす振れ幅が小さいということに気づくと思います。
つまり、力強くといっても、指を大きく動かしてはいけないんですね。
アイアンメイデンのスティーヴ・ハリスのように、指を弦から離して、バキバキと弾くピッキング・スタイルの方もいますが、ビリーのピッキングは正反対だと言えます。
速く弾くことを考えると、指の動きが極力小さい方が発音のタイムロスが少なくなりますので、ビリーのピッキング・スタイルは速弾きに向いているといえますね。
また、ピッキングしたときの音としては、
右手指(人・中・薬のいずれか)が弦に触れた状態から、開放弦を弾いたときに、
ゴゥーン・・・ンン
という感じに鳴るイメージです。
3本指を使って8分音符を弾くと、
ゴンゴンゴンゴン・・・
さらに速弾きすると、
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
というマシンガンのような均一かつ芯のある音になるのが、僕の理想のイメージです。
と言われても、まあ困ってしまいますよね。言葉にするのって難しいです(^^;)。
力の入れ具合という意味では、「弦を擦る音が聞こえるくらいの力で弾く」というのがポイントだと考えています。
▼弦を擦る音とは
指を弦に触れさせた状態から弾くと、勢いを付けることができませんよね。
テニスでいうと、バックスイングが全くないインパクトの位置からラケットを振り抜くようなものです(笑)。
そこから2弦を弾いて、3弦に当てて止めるまでの約2センチくらいの距離。
ここに瞬発的に力を込めて弾いてみてください。
すると、指が弦を擦る音が聞こえるんですね。
弦を叩くような音ではなく、摩擦から生じる「ゴッ」という感じの音です。特に、アンプをつながない状態で練習をしていると、聞こえるようになってくると思います。
3本の指を使って連続した音を弾く場合は、さすがに弦に触れさせた状態ではなくなりますが、それでも指の振れ幅はできるだけ小さくキープし、弦に当たるインパクトの瞬間に力を入れるようにします。
つまり、「常に弦を擦る音が聞こえている」というのが、僕の理想と考える「力強いピッキング」になります。
実際、擦る音を出そうとすると、かなりの力が必要になると思います。
ちなみに、僕がこの写真のように親指を置く弦に力を入れているのは、弦をたわませることによって、弾きたい弦との距離を縮めるためです。グッと力を入れやすくなりますよ。
参考になれば、嬉しいです。
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コメント
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こんばんは。
少しお久しぶりになりました。
それにしても毎回の考察と身体のメカニズムの結びつきが素晴らしいですね!
自分のプレイフォームや、やってきた事を思い出してみるとぢゃっくさんの記事とかなりリンクしてるので思わずニヤリとする事が多々あります。
今回の「弦を擦る音」というのも私自身は感覚でわかるのですが、いざ他人に教えようとするとなかなか上手く教えれませんでしたが今後は「このブログを見ればいいよ!」の一言ですみそうですよ。(笑)
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バッドビリーさん
こんばんは。いつもコメントありがとうございます!
> それにしても毎回の考察と身体のメカニズムの結びつきが素晴らしいですね!
> 自分のプレイフォームや、やってきた事を思い出してみるとぢゃっくさんの記事とかなりリンクしてるので思わずニヤリとする事が多々あります。
そうなんですか!それは嬉しいです。(^^*)
> 今回の「弦を擦る音」というのも私自身は感覚でわかるのですが、いざ他人に教えようとするとなかなか上手く教えれませんでしたが今後は「このブログを見ればいいよ!」の一言ですみそうですよ。(笑)
そうなんです、いざ説明しようとすると難しいなあと感じています。
バッドビリーさんの近くにはビリースタイルに興味を持つ人がいるのですね。
僕は今までほとんどいないので、羨ましいです。
また、よろしくお願いします!