こんにちは、ぢゃっくです。
以前、スリーフィンガーでは「指を小さく動かす」のがコツですと書きました。
ですが、実は、ビリーは全く異なるピッキングもするんです。
指を大きく動かして、太く芯のある音を刻み、強いアタックが出せるピッキング。
それが、ワンフィンガー奏法です!
これは派手さはないのですが、ビリーのプレイ・スタイルを目指す上では、とても重要なテクニックだと思っています。難しくありませんので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
ピッキングが分かりやすいYouTube動画がありましたので、ご紹介します。リッチーコッツェンとのインタビューです。
Richie Kotzen and Billy Sheehan of The Winery Dogs for DiMarzio
とかく派手なプレイばかりが注目されがちなビリーですが、楽曲における彼のプレイの80%以上は、ルートの単音を刻むようなベーシックなものです。
(まあ、必ずしもシンプルとは言い難いですが・・・笑)
そのベーシックなプレイで、ビリーはワンフィンガーを好んで使っています。この動画のようなミドルテンポの楽曲のバッキング・リフなどは、ほとんどワンフィンガーで弾いていますね。
基本的にはワンフィンガーで強くタイトに刻み、要所要所でスリーフィンガーで高速なフィルインやユニゾンを弾く、という感じの使い分けをしているのだと思います。
▼ワンフィンガーの弾き方
その名の通り、右手の指一本を使って、弦を弾きます。
使う指は、基本的に、どの指でもかまわないと思います。ビリーは、人差し指を主に使っているようですね。
ポイントは、中指を上から重ねているという点です。これはライトハンドと同様のフォームで、より強くピッキングするための工夫ですね。
ちなみに、僕は、薬指に中指を重ねて弾くことが多いです。改めて鏡で見てみると、ビリーらしさはちょっと弱いような気がしますね。人差し指に変えようかなあ。
▼指の動かし方
親指を弾きたい弦のひとつ上の弦に置き、中指を重ねた人差し指を、少し振り上げ気味にして、弦を強く弾きます。
スリーフィンガーと同様に、弦の下から上に弾く軌跡をイメージして動かすと、より太く芯のある音になるように思います。
アタックを付けて強調したいところでは、より勢いを付けて、弦を叩きつけるようにします。
弦を弾いた後は、人差し指と親指をくっつける形にします。この位置が揃っていないと力を入れづらいので、合わせましょう。
2弦にまたがる下降フレーズであれば、もちろんレイキングも適用できますよ。
関連記事⇒下降フレーズにはレイキングを!
今回は、ビリーが好んで使うワンフィンガーの弾き方についてご紹介しました。最もオーソドックスなツーフィンガーで弾くことがほとんどないというのが、ビリーらしいなと思います(笑)。
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