こんにちは、ぢゃっくです。
今回は、ハーモニクスにビブラートをかけるテクニック「ネックビブラート」について紹介します。
通常は、押弦している左手の指で弦を動かすことでビブラートをかけますよね。
しかし、ハーモニクスの場合は、弦を押さえていないので、この方法が使えません。
そこで使うのが、ネックビブラートというテクニックです。
ライブで、ビリーがハーモニクスを弾いたあとに、ベースのボディを持ち上げて前後に揺らすプレイをしているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。あれがそうです。
頻繁にやるのはビリーくらいなので、これをやるだけで、ビリーシーンっぽさが一気にアップしますよ!
見た目にとてもインパクトがあるので、ライブでやると盛り上がります。特に、初めて見る人は「いま何やったの?」とビックリされること確実です。
基本は、ネックベンドというテクニックで、それを繰り返すことで音を揺らすビブラートの効果を出しています。また、開放弦を弾いたあとにやれば、ギターのアームダウンのような効果を出すこともできます。
さて、やり方について説明します。
1.左手でネックの首部分、右手でボディを持って、ベースを持ち上げます。
2.ネック側のストラップの端が伸びきる位置まで、ベースを前に出します。
3.その状態で、もう少しだけ「ぐっ」とネックとボディを前に押します。
ぐっと押すと、アームダウンのように、弦が指板から離れるのがわかると思います。これがベンドです。力加減としては、通常状態よりも弦が2~3ミリ離れるくらいがちょうど良いと思います。
ここで、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、一番のポイントは支点を作るストラップの長さです。
つまり、ビリーと同じスタイルでネックビブラートをするためには、ストラップを短くして、ベースの位置を高くするのが必須ということなんですね。
【関連記事】ベースを高くする意味とは
ご参考までに、僕が実演しているYouTube動画を紹介します。ベースを低い位置で構える方でもネックビブラートができる方法も紹介しています。
●注意していただきたいこと
ネックベンドは、無理をするとベースを壊してしまう恐れがあるので注意してください。チューニングがずれる程度であれば良いのですが、ネックがずれる、変形する、最悪折れるという可能性もあると思います。
特に、力が集中するのが、支点となるストラップです。このため、ストラップがちぎれて、ベースが吹っ飛んでしまうことがありました。最初は、自分の前にクッションや布団など柔らかいものがあり、人がいない場所で練習するようにしてください。
僕は、ちぎれたストラップの先を切って、元々穴のなかった分厚い部分に穴を開け、さらにワンタッチで着脱できる金属のパーツを入れています。これは、かなり頑丈で気に入っています。ストラップの素材も伸びにくいものを選ぶとよいと思います。
ヤマハのアティテュードは、ビリーのリクエストで、ネックとボディの接合部が非常に強固な設計になっているそうです。だから、ビリーもあれだけ思い切ったプレイができるのでしょうね。
ちょっと気をつけつつ、ネックビブラート楽しんでみてくださいね。
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