こんにちは、ぢゃっくです。
ハーモニクス・ヴィブラート。ビリーの数ある超絶ワザの中でも、絶大な視覚的インパクトを誇ります(笑)。
僕が初めてビリーのビデオを観たときに、なによりも目を見張ったのがこれでした。
やり方については、下記記事で紹介していますので、こちらも参照くださいね。
関連記事⇒ハーモニクスにビブラートをかける
この記事では、ビリー仕様のストラップのピンを支点にする方法と、ストラップが長い人のために右手で押さえて支点を作る方法の2つを紹介しました。
中には、ビリーが、こんなフォームでハーモニクス・ヴィブラートをしているのを観たことがある人もいるのではと思います。これは、2009年の武道館でのベース・ソロのワンシーンですが、先日のMR.BIGライブでも何度もやっていました。
(引用元:Billy Sheehan – Bass Solo)
今回は、この「第3」のハーモニクス・ヴィブラートのやり方について、ご紹介します。
▼物理現象を利用する
結論から言うと、これはネックとヘッドの重さから生じる慣性を利用しているんです。
解説動画を作りましたので、まずはこちらをご覧くださいね。
ボディを身体に固定して小刻みに振ると、「慣性の法則」によってヘッドが若干遅れて揺れるという現象を利用しているんですね。ネックの付け根が動いても、ヘッドはその場所にとどまろうとするからですね。
ヘッドが遅れて揺れると、当然、ネックが弓状にしなりますので、その結果としてヴィブラートがかかるという仕組みです。
僕は「慣性ヴィブラート」と呼んでいます。そのまんまなのですが(笑)。
慣性力は、動かす加速度と質量に比例しますので、ネックが太くてヘッドの大きなベースの方が、小さな振り幅で大きなヴィブラートをかけることができます。そういう意味でも、ビリーのAttitudeベースは、まさに最適だと言えますね。フェンダーなどもやりやすいと思います。
でも、僕のベースのようにヘッドが小さくても、そこそこに揺れてくれますので、どんなベースでも使えるお手軽テクだと思います。
▼簡単・安全なのでオススメ
ハーモニクス・ヴィブラートの注意点は、ベースが壊れる危険性をはらんでいるということです。
関連記事⇒ハーモニクスにビブラートをかける
最初の2つの方法では、ネックを前に押す力を加減できるようにならないと、ネックが折れたりするリスクがあります。
しかし、今回の第3の方法では、ネックとヘッドの自重から生じる慣性力によってネックをしならせますので、よほど急激に大きく振らない限り、壊れるところまでは至らないと思います。
そういう意味では、安全かつ簡単という一番オススメのやり方なので、ぜひ実際にお試しいただきたいです(^^*)。
▼周囲に十分注意すること!
ベースが壊れるリスクは低いですが、第3の方法ならではの注意点があります。
それは、ヘッドを人・モノにぶつける恐れがあるということです。
ボディの振り幅は小さくても、長いネックの先にあるヘッドは、思いのほか大きく横に揺れている可能性があります。
ベースのヘッドは、いわば硬くて重い木片ですので、十分凶器になりえます。
このため、特に近くに人がいるときにはやらないという心構えも必要です。ライブのステージでやるときは、メンバーの身体はもちろん、マイクスタンドやアンプなどにも注意してくださいね。
ボディの振り幅は、かなり小さくてもヴィブラートはちゃんとかかりますので、ボディをガッチリ固定して、細かく震えるように振るのがコツです。
周囲に気を付けつつ、楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。
●Twitterはじめました! ●メルマガもやってます |
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
Youtubeの動画からたどり着きました。すごくわかりやすく掘り下げられていて参考になります!過去記事もこれから網羅させてもらいますのでコメント欄汚してしまいますけど宜しくお願いいたします。
SECRET: 0
PASS: a63c757be49bbd040ad046f6fadce135
はじめまして。コメントありがとうございます!
「参考になります」と言っていただけるのが、本当に嬉しく、とても励みになります(^^)。
ぜひ、どんどんコメントくださいね。全部、返信しますので!