こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーは、使用するストラップにも独自のこだわりがあります。特徴として、下記の3点が挙げられます。
1.伸びにくい素材
2.分厚く幅が広い
3.ワンピース
タラス時代から現在まで、いくつかの変遷はあるようですが、この3点は継承されているようです。
(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
これらは、基本的には全てプレイの精度を高めるための工夫であり、ビリーのダイナミックなプレイを支える重要なポイントだと考えています。それぞれについて、考察してみました。
▼伸びにくい素材
ストラップが伸びやすい素材だと、ベースの場所がフワフワして安定しません。伸びない素材を使うことで、ベースが常に同じ位置にくるため、走り回っても、寝転がっても(笑)、安定して弾くことができるんですね。
また、柔らかいと、ビリーの十八番、ネック・ベンドができないという致命的な問題があります。ネック・ベンドをするためには、ストラップを目一杯伸ばしたところに強固な【支点】を作る必要があるため、伸びないストラップが必須というわけですね。
ビリーのストラップは革製と思われるのですが、かなり分厚くて、ゴワゴワした感じの固そうな素材です。
▼分厚く幅が広い
幅が広いことで、ベースの重さを広範囲に分散させることができ、肩への負担が抑えられます。皮の分厚さも、クッションとしての役割があるかもしれませんね。
また、身体との接触面が広くなり、摩擦が大きくなるので、よりベースの位置が動きにくく、安定性が増すことになります。
▼ワンピース
ワンピースというのは、「つなぎ目のない一枚物」という意味ですよね。ストラップがワンピースであるということは、つまり、長さを調整できないということなんです!
ビリーは、以下のように言っています。
いつも完璧な位置にあるようにね。ベースが常に同じ位置にあるのは、とても大事なことなんだ。
ビリーは、「皆が同じものを買って使えるように」ということで、ベースにしてもエフェクターにしても、基本的には市販品と同じモデルを使っているそうですが、ストラップだけはビリーの身体に合わせたカスタム品なのかなと思っています。
特に昔使っていたものは、自分で分厚い皮に穴を開けて作ったのでは・・と思っています。見た目が、お世辞にも・・なので(^^;)。
ちなみに、現在は、黒い色のストラップを使っているようですが、どこかのメーカー製なんでしょうか。ネットで調べてみたのですが、よく分かりませんでした。
▼冷や汗が出ました
ストラップの強靭さがわかる超絶パフォーマンスをご紹介します。前回に引き続き「Attitude Day」の動画からです。
Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.
2:00あたりからストラップの話が始まるのですが、2:45あたりから
ひええ、ちょっとヤメテ!(;゜Д゜)
と思って、冷や汗が出ました(笑)。
ストラップを持って、無造作にガシャンガシャンと振っているわけですが、切れたらタダじゃ済まないのは誰の目にも明らかです・・・。心から信頼していないとできないですよね、怖くて。(^^;
(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
4キロ強のベースの重力+慣性が、繰り返し容赦なく掛かるわけですから、普通のストラップでは、ちょっと持たないでしょう。ビリーのストラップは、全くビクともしていない感じです。
また、ストラップもすごいですが、アティテュードのピン部分も、相当頑丈に設計されているってことですね。この動画でも、2本のストラップ・ピンがボディ内部に深くまで入っているんだ、というような解説をしていました。
このストラップのくだりでは、ビリーが色々面白いことを言ってるようで、観客の笑い声が絶えません。バッファロー時代のローカル話も語られているようなんですが・・・残念ながら、僕には聞き取れませんでした。
非英語圏でのクリニックの場合は手加減して話してくれるのですが、これは本国のですから、もうお手上げです(–;)。
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コメント
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こんばんは。
ビリーのストラップはホント調べても詳細がわかりませんよね。
以前、ベースクリニックにてビリーが言ってたのは航空機を固定する為のベルトを使用しているとのことでした。(確か地元のバッファローウィービング社製と言ってました。)
その時にストラップを直接触らして貰ったり思い切り引っ張らしてもらったりしましたが特殊な材質みたいでした。
その後いろいろ国内で調べてはみたのですが「航空機を固定するベルト」というものがそもそも一般流通している訳がありませんよね。(笑)
で、行き着いたのがサバイバル系のコットンベルトや軍用ベルト、軍用装備の払い下げ品のベルト、バンド類です。
素材的にはなかなかいい線いっているのですが4インチくらいの幅のものはほぼ皆無でして2本縫い合わせるとかすればいいかもしれませんね。
僕はたまたま神戸で入った軍用品屋さんでセールカゴに転がっていたドイツ軍の装備ベルトが幅、長さ的にちょうど良かったのでそれを使ってます。
あっ、それからビリーはストラップをネジとプレートをつかって直接ボディーに留めていましたよ。
長くなりましてすいませんでした。
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初めまして。
いつも楽しく拝見しております。
今のBillyのストラップですが、Moodyというメーカーです。
でも同じストラップはやはり発売されてないと思います。
以前ヤマハとBillyのリレーション20周年にシーフォームグリーンのAttitudeが復刻発売された際、付属品としてサインが印刷されたMoody製のストラップがありましたが、本人が使っているそれとは全く違うものでした。
Moodyのストラップは柔らかく安定性も非常に良いので、ワタクシもずっと使っています(≧∇≦)
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いつもコメントありがとうございます!
この動画でも、航空機のジェスチャーをしているシーンがあるんですよ。また、「ジョー(ハッシーさん)、覚えてる?」みたいな会話のところで、バッファローウィービングという単語が出てきてるような感じです。バッドビリーさんのコメントで、意味がわかりました!ありがとうございます(^^)。
それにしてもストラップのために神戸まで探索されているとは・・・さすがですね。バッドビリーさんの愛器、いつか見てみたいです。
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し〜はんさん、初めまして。いつもありがとうございます。
Moodyというメーカーだったんですね。そのサイン付きのストラップもお持ちということでしょうか。ということは、20周年のAttitude Limitedをお持ちということですよね!なんとも羨ましいですー(^o^)。
今後ともよろしくお願いします!