こんにちは、ぢゃっくです。
「みなもん」さんからリクエストをいただきました。ありがとうございます。
「Goin’ Crazy」はデヴィッド・リー・ロスのアルバム「Eat ‘Em And Smile」に収録されています。ギターソロの後から始まるこの部分、ちょっとぶっ飛んだような感じの勢いがあって、カッコいいですよね。(^o^)
これは、タッピング・ハーモニクスを使ったプレイになります。採譜してみました。
それでは、段階を追って練習する方法を解説していきますね。
▼まずはハーモニクスなしで
まずは、右手のタッピング・ハーモニクスは出さずに、左手の動きだけを確認すると良いと思います。このときは、右手は普通に実音をピッキングします。
左手のフレットだけを書くと、こういうフレーズになっています。まず、これを覚えましょう。
1小節目と3小節目は、それぞれ最初に休符があって、ウラから入りますので注意してください。
3小節目の16分音符のフレーズは複雑に見えますが、5個の音をひとかたまりと捉えると覚えやすいと思います。
ポリリズムになっているので、単に同じフレーズを繰り返しているだけなのに、4拍子とズレて別のフレーズに聴こえるので面白いですね。
▼右手のタッピングを加える
全体の構成を覚えたら、右手のタッピングで音を出すようにします。
タッピングする場所は、とりあえず1弦12フレットにしましょう。ただし、12フレットの実音を出すのではなく、あくまで、タッピング・ハーモニクスをきれいに出すことを意識します。
関連記事⇒簡単!タッピングハーモニクスを試してみて
1~2小節は、全て右手のタッピングで叩いてハーモニクスを出していきます。
3小節目からは、少し複雑ですね。最初は、ゆっくりとやると良いと思います。左手人差し指による7フレットのハンマリング以外は、右手のタッピングで叩いてハーモニクスを出します。
右手だけを見ると「タンタタタン」みたいなリズムで叩くことになります。連続して3回叩くのがちょっと難しいですが、右腕に力をいれて固くするとやりやすいですよ。
▼ハーモニクスの音程調整
全体をタッピングで叩けるようになったら、音程を調節します。
基本的には、以下の場所で叩けばよいと思います。1オクターブ上の同じ音程のハーモニクスが出ます。
左手5フレット ⇒ 12フレットを叩く
左手7フレット ⇒ 14フレットを叩く
ただ、1小節目の前半は左手は7フレット固定ですが、右手で叩くフレットを変えて、音程に変化をつけているように思います。12フレットを叩くと、14フレットよりも高い音程のハーモニクスが出ます。
3~4小節目は、リズムの方が大事ですので、音程は気にする必要はないかもしれません。全部14フレットを叩くのでも良いと思います。
7フレットを弾くタイミングでヴィブラートをかけると、より雰囲気がでると思いますよ。
▼左手はネックの上から
最後に、教則ビデオ「Billy Sheehan On Bass」の中で、ビリーがちょうど該当箇所を解説していましたので、ご紹介しておきますね。0:44あたりからです。
Bass lesson – Billy Sheehan – 7b/8
ビリーは、左手をネックの上から出してプレイしていますので、ぜひとも真似しましょう(笑)。1弦5フレットを小指で、7フレットを人差し指で押さえるようにします。
最後の4小節目の実音フレーズの部分で、5フレットからプリングして開放弦が鳴っている間に、左手をネックの下側に戻して、2弦3フレットを押さえるという感じにすると、スムーズに戻ってこられると思います。
(おことわり)
実は、今、事情でベースを弾ける環境にないので、現時点では、ちょっと確証がないです。すみません。実際にベースで確認できたら、またアップデートさせてもらいますね。
▼リクエスト募集します!
他にも「ここはどうやって弾いてるの?」という所がありましたら、どしどし(死語?)リクエストを送ってくださいね。僕のできる範囲で、解析してみます。
コチラからどうぞ⇒メールフォーム
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。
●ツイッター始めました!@jack_billystyle です。お気軽にフォローしてくださいね。 ●メルマガ登録⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 |